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◇愛情教育、この指とまれ◇その282◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.22 竹澤 伸一
「将来は、13年間やり続けているサッカーの指導者になりたいと思っています。」と掛布睦生くん。「特に高校サッカーの指導者に魅力を感じています。」と語ります。
「スピーチ力」を磨くことで、コミュニケーション力を蓄え、フットサルのスクールアシスタントの経験を積み重ねている掛布くんなので、大いに実現可能性があると思います。
ところで、この度のサッカーワールドカップロシア大会で大活躍した大迫勇也選手。「大迫、半端ない。」の動画でも、一気に注目を集めました。この「大迫、半端ない。」を連呼した相手チームの主将。その主将を育てた監督さんに、私は注目しました。栫裕保(カコイ ヒロヤス)氏。当時、滝川第二高校監督。この大会では大迫選手のいた高校に敗れてしまいましたが、全国高校選手権を制したこともある名将です。
「大迫、半端ない。」の連呼の後、栫監督はボソッと、「俺、大迫(選手)に握手してもらったぞ。」と言って、泣いている選手たちを笑わせます。そして、今負けたばかりの相手チームを応援しようと呼びかけます。この人間味、この機転にシビレました。
掛布くんには、栫監督のような指導者になってほしいと思います。というより、現状でスモールステップの1段1段を昇っているのではないかと思います。それが名産大の環境です。
(つづく)