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◇愛情教育、この指とまれ◇その419◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.79 竹澤 伸一
「日本ワーキンングホリデー協会に、3か月の長期インターンシップに行っていた時は、当然のことながら、毎朝早起きをしていました。インターンシップ生とはいえ、業務はスタッフの皆さまと何ら変わりはありません。ミスがあれば叱られますし、重大な失敗があれば、インターンシップそのものを打ち切られる可能性もあります。まさに総合的な人間力が試されました。インターンシップを修了して、名産大に戻った時に、3か月かけて身に着けた、職業人としての基本的生活習慣を、絶対手放してなるものかと思いましたね。」
こう語る蒲牟田雄太郎くんは、関西地方のある大都市出身なので、日常生活は独り暮らしです。インターンシップに行く前は、起床時間にも幅があり、起きてから寝るまでの時間管理も徹底はされていませんでした。基本、自炊なので、食事や栄養管理もうまくいっていない部分もあったことでしょう。でも、疑似社会人経験によって、蒲牟田くんは、自炊、筋トレ、ジョギング、授業への出席、ゼミの課題解決等、決まった生活リズムの中で、無理なくこなせるようになりました。
私見ですが、日本ワーキンングホリデー協会で、スタッフの皆さまに鍛えていただき、対人コミュニケーションを強化された蒲牟田くんは、日常生活における自分自身とのコミュニケーションも、再確認できたのではないでしょうか。私生活の基盤が安定すれば、オフィシャルな場面で、本来の力が発揮できるようになります。
(つづく)