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授業レポート「現代ビジネス概論Ⅰ」<ウクライナについて>

愛情教育と実践教育で学生を応援する名古屋産業大学(MEISAN)。
そんなMEISANの授業を紹介する「授業レポート」。今回は高木弘恵学長の「現代ビジネス概論Ⅰ」の様子をお伝えします。今回の「現代ビジネス概論Ⅰ」では、7月12日に引き続き、日本ウクライナ文化協会 理事長の川口リュドミラ様を講師に迎え、ウクライナの歴史や文化・風習を学ぶとともにウクライナの現状や実際に日本へ避難されてきた方々からの体験をもとに、今感じられている思いをお話しして頂きました。

日本とウクライナの違い

講義ではウクライナと日本の違いについてお話を伺いました。中でも「女性の違い」についてのお話は非常に興味深いものでした。日本では、近年やっと男女平等が進んできましたが、昔から女性は一歩下がって男性を立てることが良いとされてきました。ウクライナでは女性は常に男性と対等な立場にあり、男性が国を守るために家を留守にする場合は、男性に代わって家族や家業、それぞれの土地を女性陣が協力して守ってきたそうです。その為、国を守りたいという気持ちに男女の差はないというお話を聞いた時にはウクライナの女性の芯の強さの根幹を知れた気がしました。

ウクライナから日本への避難

度重なるロシアからの攻撃から身を守るため、子どもを守るために日本へ避難している方々もいます。今回2名の避難民の女性にゲストとしてお越し頂き、お話を伺ったところ、複雑な心境を語ってくれました。
「いつか日本へ行きたいと思っていたが、このような形で来ることになってしまったことが悲しい」「いつ戦争が終わるかわからない。そんな中、ウクライナに残っている家族が心配でなりません。しかし、このような状況でも私たちを受け入れてくれた日本の方々に感謝しています」など、つらい気持ちを抑えながら話をしてくれました。
実際に空爆にあった地元の写真を見せて頂くこともあり、学生たちも遠く離れた国の話だったものがリアルに感じられ今ウクライナに対して自分にできる手助けは何かを真剣に考えている様子でした。
募金活動等、小さなことでも継続して行うことが未来につながる懸け橋になることを忘れずに、各人ができることを考え、実行していってくれることを願います。

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