WACE第19回世界大会 参加報告

WACE第19回世界大会(WACE 19th World Conference on Cooperative & Work-Integrated Education:世界産学連携教育協会主催)が、8月19日から21日まで京都産業大学で開催されました。オーストラリア、カナダ、タイなど世界各国から産学連携教育に関心を寄せる教育や企業関係者多数の参加がありました。会議では、産学連携教育の教育効果や企業側のメリット、推進のための仕組みづくりなどについて熱心な議論がなされました。また、インターンシップの中身の多様化や産学連携教育はどのような社会経済的背景の学生を対象とするべきかなどについての問題提起もありました。

昨年開催されたプレ大会では吉川教授(名古屋産業大学)が「インターンシップにおける危機管理を考える」と題した報告をおこないましたが、今年は「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」(文部科学省GP)の取り組み成果の公開の一環としてポスター発表に参加しました。これまで事業で取り組んできた、失敗学を活用したインターンシップの課題分析と改善策の提案の成果を「An Analysis on Issues of Internship Programs Using Study of Failure」と題してポスターで報告しました。参加者からは、今後大学と企業がインターンシップに向けて対話を進めていくことの重要性やその方法などについてコメントをいただきました。

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