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◇愛情教育、この指とまれ◇その744◇ 令和の時代に挑戦しよう。 名産大3年生物語 vol.24竹澤 伸一

 錦古里拓海くんへの励ましのメールが、徐々に増えてきました。一部をご紹介します。

「マニュアルは嫌い」様より。「(前略)今、高2ですが、アルバイトは3つ目になります。前の2つは、店長や先輩とうまく行かなくて、短期間でやめてしまいました。(中略)飲食のアルバイトで接客をしていると、もともと話好きのせいか、お客さんとワイワイやってしまうことがありました。前の店も、その前の店も、『マニュアル通りやれ』と言われ、辞めてしまいました。(中略)今の店の店長は、私が馴染みの人と話していても、何も言わないし、マニュアルも押し付けません。錦古里さんは、電話を通してでも、直接の接客でも、型通りにこなしてないような気がしています。お客さんの回転を良くするのなら、マニュアル通りが良いのでしょうが、その分、心が欠けていくような気がしています。(後略)」

「25時間欲しい」様より。「(前略)定時制高校に通っています。アルバイトを2つかけもちして、何とか高校生を続けています。(中略)始めは、高卒になれればいいやと思い、定時制に進学しました。しかし、ある卒業生の先輩を見ているうちに、大学に行ってみたくなりました。(中略)高卒で働こうとすると、仕事は限られてくるような気がします。多くは現業と呼ばれるところになります。でも大卒になれれば、マネージャーとかになれると思います。(中略)錦古里さんは、高卒で働いている同級生の方を眩(まぶ)しく見ている気がするのですが、やはり大学生って卒業後の未来があると思います。私から見ると、とってもうらやましく見えますよ。(後略)」

「リタイアした女」様より。「(前略)大学4年の女子です。3年生の前期まで、教職を取っていました。でも、卒業単位がやばくなり、教職をやめてしまいました。(中略)たぶん、最後まで教職を続けて教員免許を得たとしても、教員にはならないだろうと思います。けれど、原稿にあったように、教職生はどこかが違う、自分を語ることができるというのは確かだと思います。(中略)半期だけ受けた教科教育法の授業は、大部分が模擬授業でした。だから仲間の前で、下手くそでも何でも授業をしなければなりません。その体験が、今から思うと大きかったと思います。(中略)錦古里さん、ぜひ教育実習まで行ってください。たぶんそこで、大きく成長できると思います。(後略)」

(つづく)