NSU News
セブ島留学報告会
愛情教育と実践教育で学生を応援する名古屋産業大学(MEISAN)。
12月26日に、セブ島短期留学に参加した学生による留学報告会を行いました。
報告会では、参加学生がそれぞれの留学体験について報告しました。
教員、職員をはじめとする参加者は興味深い発表に耳を傾け、発表者に様々な質問をしていました。
<セブ島短期留学報告会の様子>
有馬さん
<参加理由>
私は、幼い頃から海外に興味を持っていて、大学の講義でも日本と外国の観光地や文化、習慣などの相違点を知ることが楽しく、日ごろからSNSや検索をかけて調べるようになっていた。そのため私は、今年2月に韓国で3泊4日の旅行研修、9月にハワイで6泊8日の語学研修に参加して直接異文化や語学を体感した。すると、語学力や積極性を身に付けることが出来た。しかし、私は自信をもってネイティブと日常会話ができるレベルを一つの目標にしている為、まだ不十分であると感じていた。そこで12月、セブ島語学研修の案内で勉強時間が過去二つの研修先より多いことが分かった為、参加に至った。
〈First English school Global Collegeでの学び〉
私たちは、マンツーマン6コマとグループレッスン2コマの1日8コマのハードスケジュールだった。前半3日目までは体や頭が環境に慣れず、精神的疲労も高かった。まずレッスン内容の紹介をする。私は、5科目選択した。IT(I Training)、CT(Conversation Training)、L&S(Listening&Speaking)は1日2コマ、BASIC GRAMMAR、SBT(Situation Based Training)は1コマずつ受講した。ITは日本語の文をできるだけ早く英語に変換して話す練習、CTはトークテーマから自由に先生と会話を広げていくもの、L&Sは長文英語をリスニングして聞き取った英語をライティングし、その後その長文を目で追いながら再度リスニング、最後に長文に出てきた単語を覚えてライティングテストを行うもの、BASIC GRAMMARは名詞や動詞の種類を学んで覚えた後に単語を振り分ける練習、SBTはレストランの注文とお会計のシチュエーションを練習するものだった。私は発音練習を履修しておらず、他のレッスンでそのことを知った先生が毎回驚いていたり、スクール外で話すと発音の違いで伝わりにくいことがあったりした為、やはり英語を話すうえで発音は特に大事なのだと気づいた。
次にこのスクールについて紹介する。先生同士がよくコミュニケーションをとっていることもあり、全体的に雰囲気が明るく、まだセブに慣れていない期間もその明るさに助けられて楽しむことが出来た。レッスン前後では明るく挨拶してくれたり、「Don’t worry~」と励ましてくれたりした為、どれだけ躓いて落ち込んでも、メンタルキープが出来るような雰囲気をつくってくれた。最終日には、お見送り会のようなものがあり、そこでは一週間という短い期間だったにもかかわらず写真を入れた思い出ムービーを見せてくれて感動し、またここに来たいと思った。
〈観光での学び〉
まずセブの空港に着いてお手洗いから出る壁にタブレット画面に絵文字のアンケートがあった。私たち以外に押している人は見なかったが、私たちはそれを見ることが新鮮で、長いフライト後疲れていながらも笑顔になることが出来た。
次は、Jollibeeというフィリピン発祥のファストフード店に行った時のことについて。夕飯の時間で混雑していたが、ほとんど現地の方で愛され続けていることが分かった。そこでは英語での注文がスムーズにできた為、嬉しかった。又、おすすめを聞いて注文したり、ドリンクについて質問したりと応用が必要な英会話が出来たことで自信につながった。注文したメニューは店員さんおすすめの「Aセット」。ライス、スパゲッティ、ハンバーグ、選べるチキンが入っていてボリューム満点だった。チキンはスパイシーを選び、思ったより辛かったが他の食べ物やパインジュースが甘めでちょうど良かった。
<研修旅行を終えて>
セブ島では、どこに行っても明るい性格の人が多く、特にホテル周辺のマクタン島では警備の方から話しかけられることが多かった。一方で、神聖な場所では信仰者が真剣な顔で崇拝している姿を見たり、ストリートチルドレンが駆け寄ったりしてきたりするところを見て、明らかに日本とは違う部分を体感することが出来た。帰国した今、どれも良い経験だったと思っている。
松尾さん
<参加理由>
来春から新幹線のパーサーとして、国内外のお客様のグリーン車での接遇を行う為、英語の習得の必要性を感じていました。また、短期留学を通じて、誰も自分のことを知らない、言語も文化も違う環境で一つ一つの課題を英語でクリアしていくことで、自分に自信が付くと思い参加を決意しました。
<英語学校について>
学校に通って1日目は不安と緊張で何もかも理解できずに弱気になってしまいました。次の日も聞き取れなくて、フィリピン人の先生たちと会話が進まなかったらどうしよう、と考えてしまいました。しかし、2日目にJinky先生から「Yui,Don‘t be scared」(怖がらなくていいよ。)と言ってくれてとても安心しました。そこで、2日目からは完璧に理解できなくても、楽しみながら英語を学ぼうと思いました。先生方は単語が分からない時は、必ず先生の体験談やエピソードを話してくれて、とても分かりやすく理解が深まりました。英語を長時間集中して聞くのは大変でしたが、リスニング力が身に付いたことを実感しました。毎日のレッスンにおいて、英語を話す機会が豊富にあり、様々な英語表現を習得する良い機会となりました。特にマンツーマン授業では、自分の苦手な発音や文法を徹底的に指導してもらえたので、以前よりも自然な会話ができるようになりました。また、グループ授業では、マレーシアなど異なる国から来た生徒たちとディスカッションする中で、様々な文化に触れることができ、英語の多様なアクセントや表現を学ぶことができました。この研修を通じて、英語学習に対するモチベーションがさらに高まり、将来はより高度なレベルを目指したいと考えています。
<文化の違い>
海外での生活では、日本にはない文化・慣習・価値観・考え方に触れることができます。日本では「当たり前」「常識」とされている考え方や物の見方が、他の国ではそうでなく戸惑ったり苛立ったりすることもあったと思います。そんな時こそ、自分のもつ固定概念について考え直す絶好の機会だと感じました。セブ島で1週間過ごす中で、ホテルやビルの入り口には、必ずと言って良いほど金属探知機のセキュリティチェックがあること、水道水は飲用ではないこと、人口の90%がキリスト教徒(特にカトリック教徒)であるため、クリスマスを盛大にお祝いするムードが街中に漂っていることなど、日本とは異なる環境の中で、自分の中にある「こうあるべき」という固定概念が取り払われると、ものの見方・考え方の幅が格段に広がりました。
語学研修を通じて、セブ島の魅力をたくさん発見することができました。現地の人々や文化に触れる中で、フィリピンの方々の明るくフレンドリーで、初対面でも積極的に親しみを表現してくれる国民性を実感することができました。また、最終日に美しいビーチを巡るアクティビティにも参加し、リフレッシュしながら英語を使う場面が多くありました。勉強だけでなく、新しい経験を通じて自分の世界が広がったと感じています。
今回の語学研修では、短期間ではありましたが、現地での生活を通じて自分の適応力や挑戦する勇気が身についたと感じています。最初は慣れない気候や食生活など環境に戸惑うこともありましたが、現地の方々や同じ研修に参加した先輩、引率の先生のサポートのおかげで、困難を乗り越えることができました。これからも短期留学で得た知識や経験を大切にし、さらなる挑戦を続けていきたいです。