農山村インターンシッププログラム

地域自治体と連携して実践の中で体験する教育

都市への人口集中と少子化があいまって、農山村地域の活力は失われつつあります。本学では、農山村で起こりつつあるビジネスを体験し、ビジネスプランの提案や運営力を養う、農山村インターンシップを行っています。また、インターンシップの他に、自然環境の調査やフィールドワークができるのも特徴です。

 

農山村インターンシッププログラム
3年次春学期に3ヵ月の長期滞在型で実施。農山村の暮らしを理解し、自然、経済、社会のあり方について学び、地域の活性化に貢献できる人材を育成します。
[主な授業科目]
森林生態学、フィールドワークの技法、
キャリアガイダンス など

学修4つのポイント

農山村の活性化を目的としたソーシャルビジネスに取り組むことをテーマに、学生が3ヵ月間現地に滞在して行う実践学修です。長野県阿智村での地域再生活動をはじめ、三重県美杉町で住民組織が運営する旅館や滞在型市民農園のPRや誘客活動などを行っています。また、岐阜県高山市の(社)ふるさと体験飛騨高山と連携し、2019年度から高山市清見町にてインターンシップを実施します。

+ POINT 1 農山村の新たなビジネスを実体験

+ POINT 2 長野県阿智村での地域活性支援が総務省「域学連携」に採択

+ POINT 3 三重県津市美杉町で農山村地域の課題を解決

+ POINT 4 3ヵ月にわたる滞在で就業力とコミュニケーション能力を育成

 

ソーシャルプラクティス

美杉町の特産品マコモの植え付け作業 地域の課題や観光資源の研究・調査 現地報告会

農山村の旅館ビジネス、自然を活かした観光商品の企画・販売など、農山村での「就業体験」と「地域研究」を組み合わせた実践授業です。観光用Webページの改善や地域資源の調査、農産物などの特産品の収穫・販売など、さまざまな体験ができます。

 

トピックス

三重県美杉町でのアサギマダラなどのチョウ類調査

専門家から調査法を習い、チョウ類の生態を調査しました。自然資源を活かす観光を進める美杉町の貴重な資料となっています。
 

長野県阿智村でフィールドワーク

昼神温泉の尾張旭市保養センター「あさひ苑」に長期滞在した学生が、地域で活躍している人たちにインタビューし、新しい観光ルートなどの提案をしています。
 

私が体験しました!

自然や地元を深く知るきっかけに

学生の声

前々から環境にまつわる経営企画などに興味があり、このインターンシップに参加することにしました。実際の現場では、社会人の方々と地域振興や環境問題に関して話し合ったりと自分にとってとても刺激的な時間を過ごすことができました。今後はこの経験を研究に活かしていきたいです。

4年 阪口 公彬 / 春日井西高校(愛知県)出身
 

水生生物を観光資源に

学生の声

朝晩の旅館業務を体験しました。また、業務時間外は阿智村の新たな観光資源の発見を目的に、2ヵ月半かけて水生生物の調査を行い、成果を提案しました。旅館業務、お客様や地元の方々との出会い、調査研究の体験すべてが自分の成長につながったと思っています。

4年 川北 貴士 / 四日市農芸高校(三重県)出身