教員・研究室

横山 悦生

役職教員情報
教授 横山 悦生
横山 悦生 (よこやま えつお)

私の関心の一つは北欧(とりわけスウェーデン)の職業教育・訓練制度の特徴を解明することです。私自身はスウェーデンに計2年間ほど滞在生した経験があり、その間に北欧の各地を回りました。北欧にはバルト三国も含まれ、さらにロシアのいろいろな地域を回った経験があります。授業では、高度に発達したと言われている福祉国家の形成の歴史を北欧を取り上げた映画などを通して学んでもらいたいと考えています。私のもう一つの関心は、産業や技術の歴史にあり、産業遺産を通してその歴史を学んでもらいたいと考えています。産業遺産はその具体的な事例であり、セミナーなどではそれを実際に見てもらう機会を作りたいと考えています。文献で読むだけよりも、実際に現地に足を運んで、自分の五感で感じることが大事だと考えているからです。授業の時間内に出かけることも追求できればと思っていますが、場合によっては土日などに学生諸君が自分で現地に行ってもらうこともあるかもしれません。

専門領域

職業教育学、技術教育学、産業遺産研究、北欧の社会と文化の研究

担当科目

異文化コミュニケーション講義、文化人類学、ビジネス英語1、2

略歴

京都大学工学石油化学科部卒業
京都大学教育学部学士入学
京都大学大学院教育学研究科入学・修了
岐阜大学教育学部助教授、地域科学部助教授
名古屋大学教育学部助教授、大学院教育発達科学研究科教授を経て現職 
日本職業教育学会会員(常任理事)、北ヨーロッパ学会会員(元会長)、産業遺産学会(会長)
元愛知県障碍者雇用審議会会長、元愛知労働審議会副会長

著書・論文等

K.セーレン著、石原俊時・横山悦生監訳『制度はいかに進化するかー技能形成の比較政治経済学ー』大空社出版,2022年

梶原豊・三宅章介・横山悦生ら編著『大学生のキャリア開発ー自分らしく働くための処方箋』同友館, 2014年

横山悦生「スウェーデン、ノルウェー、フィンランドの中等教育における職業教育」(堀内達夫ら編『日本と世界の職業教育』)法律文化社、2013年

Етсуо Ёкояма et al. “Влияние системы Отто Саломона на развитие трудового обучения и политехнического образования в мире “( Etsuo Yokoyama edit. “The influence of Otto Salomon’s system on development of labour training and polytechnic education in the world” )  2010.11, Moscow

Etsuo Yokoyama ‘Skapandet av det allmänna skolsystemet i Sverige – 1842 års folkskolestadga och dess betydelse’ 『技術教育学の探究』第5号,2008年9月 134頁-157頁

横山悦生「スウェーデンにおける民衆学校制度の形成――1842年の民衆教育令の特徴とその後の国民教育の実態から――」『北欧史研究』第25号,2008年8月, 43頁-54頁

Etsuo Yokoyama, Котряхов Н.В  ‘Ручной  труд  в  образовательных учреждениях России’  “педагогика” , № 10、2003, 2003年10月, p. 73-p.80

三宅章介・横山悦生「ニッチ企業における技能者養成と技能伝承ーテクニア・カレッジの事例を中心にー」『技術教育学の探究』第24号、2021年10月

連絡先

第26研究室
e-yokoyama@nagoya-su.ac.jp