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◇愛情教育、この指とまれ◇その128◇名産大のリアルな学生像 大城晧介くん vol.2 竹澤 伸一

 「高校生の時にウエイトリフティング競技と出会い、平良先生には滅茶苦茶お世話になりました。でも正直、練習が辛い時期もあって、やめたいと思ったこともあります。先生の追い込み方が半端なかったし(笑)。」と大城晧介くん。「でも、だからこそ競技を続けられたとも思いますね。『追い込み』の中に大きな愛情を感じるんですよ。なんで監督が部員を追い込むのか。強く、うまくなってほしいからですよね?つまり愛情の裏返しなわけですよ。それを感じてからは、日々感謝しかなかったです。」

 私にも当てはまります。現在、中学校の部活動に関して、生徒も顧問も悲鳴を上げているから、全体的にゆとりといいますか、軽減される方向にあると思います。でも私は、総論では賛同するものの、若干の違和感を感じてもいます。中学校で剣道部の顧問をしていた際、ある中学校では1年間で20日程度しか休みをとらない時もありました。その年度は、部員もほとんど休みを願い出ませんでした。同じ目標に一丸となって向かっていた実感があったのです。だから「一律規制」には違和感を持ちます。

 閑話休題。大学でも名伯楽の平井先生に日々追い込まれてきた大城くん。だからでしょう。学修でも就活でも決してへこたれませんでした。

(つづく)