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◇愛情教育、この指とまれ◇その135◇名産大のリアルな学生像 遠藤匠くん vol.3 竹澤 伸一

 「私が人の名前を覚えるのが得意な理由は、サッカーでゴールキーパーをやっているせいかも知れませんね。」と遠藤匠くん。申し遅れましたが、遠藤くんが名産大の門を叩いたきっかけはサッカーにあります。遠藤くんは愛知県内のクラブチームを中心に、小学校1年生からサッカー一筋にプレーを続け、名産大4年生現在、累計16年に及びます。ゴールキーパーなので、練習や試合中は、味方の選手の背中に向かって声をかけることになります。どのポジションの誰に声をかけるかによって、ゲームの流れは大きく変わってしまいます。「選手の個性に合わせて声をかけ続ける」という行為の積み重ねが、中学生の顔と名前が早期に一致するという技に自然に結びついたものと思われます。

 「遠藤先生は廊下を歩いていても、清掃指導中やもちろん部活動においても、生徒から気軽に声をかけてもらっています。教員はもちろん教科の指導力が大事ですが、その前に人間力がもっと大事だと思います。チームプレイをずっと続けてきていると思うので、人間力が備わっているのですね。」と校長先生。指導教官の先生も大きくうなずいてくださいます。

 「高校の部活ではキャプテンでした。その立場で部員とコミュニケーションを取り続けたことも大きかったと思います。」

(つづく)