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◇愛情教育、この指とまれ◇その258◇ES・履歴書実践講座を実施いたしました。 vol.4 竹澤 伸一

 特に「履歴書」を作成する際、大事になってくるのは「自己PR」と「志望動機」の2つです。「得意な科目・ゼミナール」「趣味・スポーツ・特技」「大学生活を通じて得たこと」の3つは、「自己PR」の根拠、つまり前提となります。

 さて、「履歴書」を書くべくペンを持ちます。あるいはキーボードを叩く準備をします。そして多くの就活生はハタと止まります。「自己PRに足る自分の実績のなさ、乏しさ」に直面して、愕然とするのです。そこで改めて、自分を深く見つめ直すことになります。

 私の研究室に、「すみません。履歴書に何を書いて良いのかわからなくて。」と相談に来る学生の多くが、「自分の実績がないと思い込んでいる」学生です。「資格らしい資格を取っていません。」「部活動を途中でやめてしまいました。」「ボランティア活動も特にしていません。」大丈夫、大丈夫。よーく掘り起こせば、書くべきことは必ずあります。

 反対に、「資格マニア」とでも呼べそうなほど、たくさん資格を持っていても、それを履歴書(の本文)にどう反映させて良いのかわかっていない学生も多いです。書き方を誤ると、陥ってしまう罠もあるので、注意喚起しながら進めます。

 ともあれ、「ES・履歴書」の基礎と留意点、そして「自分との向き合い方」は伝え切りました。あとは個別化です。

(つづく)