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◇愛情教育、この指とまれ◇その347◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.7 竹澤 伸一

 「サッカー部の練習は、平日は決まった時間に設定されています。週末は大抵、練習か、遠征か、試合です。授業が一番大切なので、隙間の時間にアルバイトを入れているのですが、すべてを完全に併存させることは、簡単なようで、難しい時がありますね。」松岡建晟くんは、言葉を選びながら言います。「アルバイトも、シフトがそれなりに割り当てられます。たまにですが、誰かが急に来られなくなって、臨時でシフトに入ることを頼まれることがあります。うまく調整できれば良いのですが、100%とは行きません。関りが広がれば広がるほど、すべてを並び立たせることが難しくなりますね。」

 松岡くんは、とても大切なことを学んでいると思います。それは「調整力」です。今は大学生なので、「調整」の優先順位は、1に授業、2に部活動、3にアルバイト・・となります。でもやがて社会人になると、1,2,3・・の順番が、時々わからなくなります。優先順位を自分で決められないことも、しばしば起こります。だからこその「調整力」。ある局面で、何かと何かがバッティングしてしまった時、それでも「調整」しなければならないので、学生のうちにシミュレーションしておくことが大事です。

 幸い松岡くんには、困った時に相談できる仲間がたくさんいます。「仲間は助け合ってこその仲間」。松岡くん、日々実感しています。

(つづく)