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◇愛情教育、この指とまれ◇その541◇アクティブラーニングはやっぱり学生が主役 vol.41 竹澤 伸一

「アクティブラーニングはやっぱり学生が主役」の連載の終盤となります。

さて、読者の皆さま、大学でもっとも大学らしい組織・現場・活動といったら何だと思われますか?授業?サークル?部活動?私は、ゼミだと思っています。事実、名産大の正式な履歴書の、「自己紹介書」の筆頭項目には、「得意な科目・ゼミナールなど」とあります。「ゼミナール」には、原則、全学生が所属します。名産大は、1・2年生は「教養ゼミ」、3・4年生は「専門ゼミ」と位置づけています。「教養ゼミ」では、よく共通課題が設定され、色々な意味での「社会人基礎力」が育成されています。「専門ゼミ」は、そのものずばり、卒業研究と就活が2本柱になります。

思い出すと、私が大学生だった頃のゼミは、とっても個性的でした。OBがよく出入りし、本来の活動時間以外の、延長戦のような活動が、むしろ豪快で面白かった思い出があります。でも今時は、学生そのものの多忙化が進んでいるためか、ゼミでできることも限られてきているような気がします。

でも、名産大のゼミは、学生と教員の距離がとにかく近いので、血の通った運営がなされていると思います。担当教員の学問領域に、必ずしもとらわれない活動が展開されていると思います。そこで、ほんの一例として、「竹澤ゼミ」の活動をご紹介いたします。私の研究室には、日々、エントリーシートや履歴書に対する助言を求めて、名産大の色々な学生が訪ねてくるので、助言の合い間に、授業や他のゼミの様子を聴いています。「へえ、そんなことをゼミでやっているんだ。」というすばらしいネタは、たくさん持っているのですが、そこは触れないでおきます。

ゼミこそ究極の「アクティブラーニング」。さて、ゆっくりご紹介します。

(つづく)