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◇愛情教育、この指とまれ◇その374◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.34 竹澤 伸一
片寄槙也くんが、特に印象深くとらえている授業の1つに、名産大のBTP(ビジネストレーニングプログラム)の科目である、「地域ビジネス論(組織・リーダーシップ)があります。楠奥繁則先生が担当している科目で、企業の戦略策定を担う担当者に、受講者がなっていくことを想定した、極めて実践的な科目です。企業運営の「ケース」を検討することもあれば、外部講師(経営サポートに関わる弁護士等の有資格者)が授業を展開することもあります。
読者の皆さま、本連載の始まりの頃を思い出していただけると有難く思います。もう1年以上も前になります。最初は、名産大の先生方の授業を紹介していました。そのトップバッターが、楠奥先生の授業でした。片寄くんの例からもわかるように、楠奥先生の授業意図が、じわじわと学生の皆さんに浸透しています。
「楠奥先生の授業は、いつも実践的で、実際的で、ゲストティーチャーも多彩で、心惹かれる思いがしています。その中でも特に、リーダーシップ理論の解説からのディスカッションが、今でも心にこびりついています。」
経営の組織能力を高めるためには、組織の中に適正なリーダーシップが浸透していなければなりません。片寄くんは、「ケース」の検討や、講師とのやりとりから、リーダーシップの中身をつかんだのでしょう。それはたぶん、片寄くんが「紳士」だからです。
(つづく)