ビジネス心理コース

心理学を通して消費者行動を把握し、ITも活用、次世代のビジネスを支える


近年、多様化する消費者行動に対応して、消費者の心理に関する研究がますます注目されています。また社会の組織づくりに必要なカウンセリングマインドや働く人の心の健康管理もさらに重要になっています。このように、現代のピジネスでは心理学の活用は欠くことができません。本コースでは、心理学を柱として、多種多様な消費者ニーズの把握やITを活用した顧客対応などの課題に取り組むと共に、人材の育成や配置など組織運営に必要なメンタルマネジメントの力を身につけます。

心をテーマに現代ピジネスをリードするピジネス心理学のプロを目指します

心理に関する知識・スキルを習得し、資格を取得できる点に惹かれて入学を志望。キャリア支援が充実していたことも決め手の1つでした。授業では覚えることが多く、大変な面もありましたが、すべてが資格取得の役に立った時にやりがいを感じました。また、授業中に自分のアイディアを先生から「これ、いいね」と褒めてもらい、とても嬉しかったです。今後の目標は心理とITの資格取得です。
東森海羽さん 広島 廿日市西高等学校 出身

  • 消費者行動をデータ分析・統計・解析を通じて探求したい

    コンサルタント企画・開発のプロフェッショナル、調査のエキスバートなど

  • 組織運営の知識を活かし働きやすい職場作りをしたい

    人事・教育のプロフェッショナル、経営管理のエキスパート&カウンセラーなど

こんな授業があります


  • 組織のメンタルヘルス

    職場でのメンタルヘルス=仕事での心の健康管理についての授業です。心の健康に関する理論や対処方法を個人の視点と組織全体の管理という視点の両方から学びます。


  • 応用社会心理学

    みんなが生き生きと働ける職場はどのような環境でしょうか。人間関係に関する心理学の知識が企業の組織マネジメントや日常生活の問題解決にどのように活用できるか、実例を通して学びます。


  • 心理学基礎実験

    心理学を学ぶ上で大事なことのひとつに調査や実験があります。認定心理士の資格基準に基づいた演習の中で、学生同士が実験者と参加者の両方を体験しながら調査の仕方や実験の基礎を学びます。


  • 発達心理学

    生涯発達の視点で胎児期から老年期にわたって、発達的特徴とそれに関する研究や理論を概観し、心身の発達の特徴とプロセス、発達に影響を与える諸要因を理解します。

カリキュラム例

学びのコラム

21世紀のビジネスは心理学で動いている

2017年のノーベル経済学賞は、経済について心理学を交えて分析する「行動経済学」の研究者が受賞しました。「行動経済学」では、人間はそれほど合理的ではなく、感情に流されやすいものだと捉えます。たとえば、ダイエットをして健康な体になりたい!と思いながら、目の前のおいしそうなケーキを我慢できないのが人間なのです。最近、ビジネスの現場では、人間の感情や考え方という心理学的な側面から商品開発やマーケティングを行うことが多くなってきています。また、会社の中でも、社員のやる気を引き出したり、働きやすい環境をつくるためにも心理学を基盤とした考え方が取り入れられています。今の時代、「心理学」は、多くの場面でビジネスを支える重要な学問と言えます。

こんな資格が目指せます

  • 日本心理学会認定心理士

    「心理学の専門家として仕事をするために必要な最小限の標準的基礎学力と技能を習得している」と日本心理学会が認定する資格です。認定心理士資格を取得し、心理学という特有分野の基礎学力が証明されることは、現代ビジネス学科のみなさんが社会に出る際に、大きな武器になります。

  • 日本心理学諸学会連合認定
    心理学検定

    大学卒業レベルの心理学の基礎知識•能力の客観的到達度を認定する検定です。「認定心理土」の資格所有者は、優遇措置として、指定科目に合格すれば、「心理学検定1級」が取得できます。

  • メンタルヘルス・マネジメント検定
    (Ⅰ種・Ⅱ種・Ⅲ種)

    仕事や職業生活に強い不安や悩み、ストレスを抱える人は増加傾向にあり、心の健康管理(メンタルヘルス・マネジメント)への取り組みが一層重要になってきました。心の不調の未然防止と活力ある職場づくりをめざして、職場内での役割に応じて必要なメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を修得していることを示す検定です。