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◇愛情教育、この指とまれ◇その333◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.73 竹澤 伸一

 「名産大サッカー部は、私が入学した年は厳しい戦いをしていました。でも今はリーグで上位争いを演じ、上のリーグへの昇格も視野に入ってきています。頑張って優勝して、より高いレベルのサッカーがしたいと思います。」長縄遥輝くんの目は、熱を帯びてきました。

 時々思うんですが、「勝負の分かれ目」って、どこにあるのでしょうか?読者の皆さまは、どう思われますか?私自身、武道家なので、ある面、勝負の世界に生きてきました。自分が選手の時、自分が監督の時、勝負の分かれ目について常に考え続けてきました。で、自分なりに得た結論。あきらめないこと、あきらめたら、そこで終わってしまうということ。選手時代も、監督時代も同じでした。

 さらに、最近、実は大学の成績、言い換えれば単位取得も同じだなと考えるようになりました。特にポイントとなるのが、「CとDの違い」です。「C」は可ですが、「D」は不可です。あきらめない学生は、やや苦手な科目でも、なんとか「C」でしのぎ切ります。(やや)苦手な相手は、どこにでもいるもの。ましてやリーグ戦は総当たりなので、苦手な相手は、しのいでしのいで引き分けに持ち込むとかもアリです。

 サッカーや学修に限らず、人生、日々勝負の連続です。あきらめたら、そこで終わり。私は長縄くんに、「しのぎ切ること」の大切さを伝えたいと思います。

(つづく)